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薬剤師の法的責任について

薬剤師の「法的責任」に関する例を挙げれば、

バイタルサインチェック、フィジカルアセスメントの拡大や、

CDTMの浸透があります。

 

CDTMとは医師の診断を前提としながらも

医師と薬剤師が合意した治療プロトコルに基づき、

薬剤師を主体として薬物治療管理を実施するというものです。

 

薬物治療のクオリティや費用対効果を向上させ、

しかも医師の負担を軽減するといったメリットが存在します。

 

ですが、薬剤師の有する権利が大きくなればなるほど、

当然それに付随する「責任」も重くのしかかってくるのです。

 

「刑事責任」や「行政責任」については起こると重大ですが、

基本的には悪質な故意の失敗や重大な被害が生じるといった場合にのみ

問われるものですから、そこまで意識する必要はありません。

 

その為最も問われる可能性が高い責任とは

「民事責任」であるということが言えます。

 

中でも調剤薬局や病院など調剤を行う薬剤師は

「民事責任」に最も近い立場にあります。

 

最も民事責任に繋がる可能性が高いのは調剤過誤なのです。

 

薬剤師の法的責任・損害賠償

 

薬剤師の「使用者責任」と「不法行為責任」

 

薬剤師の「使用者責任」とは?

薬剤師に生じやすい法的責任として特に、

開設者及び管理薬剤師に関する法律として「使用者責任」があります。

 

もし被用者が何らかの失敗をして第三者に損害を及ぼした場合、

使用する者も責任を問われなければならず、

これは開設者が負う責任となります。

 

また監督者の立場として、管理薬剤師も責任を負います。

 

薬剤師の「不法行為責任」とは?

故意、或いは過失によって、

他人の権利または法律上保護される利益を侵害した場合、

これにより生じた損害の賠償を行う責任を負います。

 

これを「不法行為責任」と呼びます。

 

「権利侵害」、「故意または過失」、「因果関係」、「損害」が

これに該当します。

 

このように多くの責任が関わる薬剤師という職業で、

特に調剤にスポットライトを当てて掘り下げて解説してきましたが、

どんな職業であっても法律的な縛りは少なからずあるものです。

 

転職を考えた時、過去に何かしらの問題を起こしていたとしても、

だからといって転職先の候補から除外するのではなく、

その対応を見ていくことが重要なのです。



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