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高齢化社会の「薬剤師」と「緩和ケア」

 

薬剤師の「緩和ケア」とは、”聞く”こと

薬剤師が「緩和ケア」を行うにあたって

念頭に置いておかなければならないのは、

患者さんの話を”聞く”ということです。

 

薬剤師に限ったことではありませんが、専門職では

「こうした方が良い」「これはやってはいけない」など、

アドバイスをしなければならないと強く考える傾向にあります。

 

一方的に語りかけ、患者さんの話を聞くことができなければ、

患者さんに負担をかけてしまうことになりかねません。

 

どんなに適切な医療行為であっても、

患者さんがストレスを感じてしまえば

治るものも治らなくなってしまいます。

 

「緩和ケア」で注意しなければならないポイント

緩和ケアを考えるにあたって、最も難しいのは

末期がん等、「治る見込みがない」患者さんに対するケアです。

 

このような患者さんに対して「きっと治るよ」「もうちょっと頑張ろう」

といった言葉は苦痛にしかなりません。

 

自分の意見や自分が薬剤師として伝えなければならない言葉を

無理に伝えるのではなく、

患者さんの言葉を傾聴、反復することに徹しましょう。

 

たとえば「死んでしまいたい」と呟いた患者さんに対して

「そんなこと言わないで」「もうちょっと頑張ろう」と返しては、

そこで会話が終了してしまう可能性が高いでしょう。

 

そこで、「死んでしまいたいの?」と反復することにより、

患者さんの口から「だって私は・・・」と次の言葉につながります。

 

患者さんからしてみれば、誰かに話を聞いてもらうというだけでも

心のケアになる場合が多く、

またひたすら話を聞いてあげることで、「この人にならなんでも話せる」といった

信頼感を与えます。



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